2012年12月21日
神学生の自己紹介 2年生(学生会長) 坂部 勇
改革派静岡教会出身の坂部勇です。とはいっても、静岡教会に転入会したのは2012年1月8日です。それまでは愛知県大府市にあるバプテスト系単立の教会に3年、その前は埼玉県本庄市にある日本基督教団の教会に1年8か月、その前はアメリカ長老教会所属ワシントン日本人キリスト教会に8年、その前は日本基督教団桐生東部教会(会衆派)に5年4か月、その前が改革派静岡教会に16年、その前は改革派吉原富士見伝道所に3年、その前はホーリネス系単立静岡梅屋町教会に6年と、各教会を転々としてきました。改革派静岡教会には18年ぶりに復帰しました。
また、私は、群馬大学大学院を修了後、米国ワシントン DC にあるジョージタウン大学メディカルセンター、埼玉県本庄市にある早稲田大学環境総合研究センター、愛知県大府市にある国立長寿医療研究センターで生命科学の研究を行ってきました。研究を通して深遠なる神様の創造と摂理の御業の素晴らしさを体験するという大きな恵みに預かってきました。ジョージタウン大学では乳ガン及び前立腺ガン治療のための標的分子の解析、早稲田大学ではミッドカインによる ALS (筋萎縮性側索硬化症)治療法の開発、国立長寿医療研究センターでは遺伝子欠損マウスを用いた獲得免疫系の老化機構に関する研究を行いました。それぞれが私の献身までの歩みにおける大切なステップであったと受けとめています。特に、米国において言葉、慣習、文化において違う背景を持った人々と同じ空気を吸い、同じ土地で生活し、同じ職場で働き、同じ神様を礼拝した(時々アメリカの教会の礼拝に出ていました。)経験は私にとって宝物となっています。
私は、2012年4月5日から全科聴講生としてこの神学校で学んでいます、2013年2月15日に行われる編入試験を受験する予定です。また、2012年11月19日には中部中会教師候補者に登録させていただきました。この神学校は部分聴講生を合わせても20名に満たないですが、神学生、教師、職員の一体感がある神学校だと感じています。みんなが福音宣教という主から託された一つの使命に仕えています。朝の祈祷会にはじまり授業、チャペル、食事、個室での学びとデボーションと生活の全てが自分自身と主に向き合う時間であり、召命を試される時間であり、将来の宣教ための備え時間です。
私はこれまでの経験を生かした福音宣教にチャレンジしたいと考えています。改革派神学は緻密で、整然とし、深く、汲んでも尽きないものであります。また、ツヴィングリ、カルヴァン以来の伝統を受け継ぎ、なおかつ現在でも改革され続けられています。改革派神学はこの時代に対して影響力があるはずであり、また、賞味期限はないはずです。この神学を内に蓄えた改革派教会を外に向かって開き、蓄積された神学とそれから生み出される恵みをあらゆる人々とシェアできる牧会と宣教活動ができたらと考えています。改革派神学ベースの超教派的牧師・宣教師というのが目標とするイメージです。
末筆ですが、私のこれまでの歩みを支え、導いて下さった人々と神様に感謝します。